油脂や糖分は身体が要求する。
懐かしい”味”も実はにおい(風味)の記憶。
酒の辛口は、「栄養不足で身を削るつらい味わい」。豊かな時代にこそ辛口が許される。
ビールにはカリウムが多くて、ナトリウム欠乏症を起こすので、塩辛いツマミなしでビールは飲みにくい。
「子どもの味覚がおかしい」というのは間違っている。「子どもの嗜好が変化している」のが正しい。小さい頃から「だし」を食べさせないと、繊細な日本人の嗜好は続いていかない。
![]() | 味覚と嗜好のサイエンス [京大人気講義シリーズ] (京大人気講義シリーズ) (2008/04/17) 伏木 亨 商品詳細を見る |
BOOKデータベースより
「味覚」と「嗜好」は食行動を考えるための『基本』であるが内容は大きく異なる。「味覚」は口腔内での信号の受容と脳への伝達という単純な生理学的現象であるが、一方「嗜好」は食物に対する好悪の判断や長期的な学習・記憶による総合的な判断基準を指す。「おいしさ」は個人の嗜好から生まれる。嗜好の個人差には著しいものがあるが、その要因を整理してみると科学的に捉えることも可能となってくる。本書では「食を考える地平を確立する」ことを目的に、味覚と嗜好から、おいしさに至る感性の世界を生理学・行動学・脳科学・食文化・食品科学などの幅広い視点から解説する。
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